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ローター流入風を面で捉える

ローター流入風を面で捉える

ゼフィアDMはローター前方の面を円錐に沿ってスキャンします。1秒間で1周する間に、50点のデータを観測します。

円錐スキャン


この50点の観測データから得られる25対を使い、次の重要な風況データが生まれます。
  • それぞれの対の高度における風速とヨーのミスアラインメント
  • 高度に沿った風向の変化(ヴィア)
  • 高度に沿った風速の変化(シア)
  • ハブ高さ風速
  • ローター等価風速
  • 所定の高度における観測(リアルタイムセンサーでの補正)
  •     ⇒風圧などによるチルト(前後ベンド)とロール(左右ベンド)に依存しない。

円錐スキャン

円錐のスキャンを可視化すると、次のように見えます。
円が左にシフトしているのがローター軸からの風向の偏向=ミスアラインメントです。
下層に乱れが見られるのは地表面の影響です。

円錐スキャン