データロガー9300TP
観測地点に商用電源がない場合、蓄電池を使用します。蓄電池は太陽電池や風力発電機により電力が補われます。
観測データを送る携帯電話などの移動通信端末を常に待機状態に保つためには大きな電力消費が必要です。大きな電力設備が必要となり、コストもかさみます。
一方、移動通信端末には観測データを送るときだけ、スイッチが入っていれば用は済みます。ただしこれだと好きなときに基地局から移動通信端末を呼び出せません。
そこで、データを送る時間を決めてしまい、その時間になったら自動的に移動通信端末に電源を入れ、移動通信端末側から基地局を呼び出し、観測装置のメモリーにたまったデータを送ります。データを送る前に、通信状態の確認を行ないます。データが無事に送信できたら移動通信端末の電源を落とし、それ以上の電力は使いません。同時に観測装置のメモリーを消去します。これにより使用電力の大幅な節約が可能となります。
データ通信をしている際、必要あれば基地局側から端末側に、例えば次回のデータ送信時間などの設定を送ります。基地局にいながら観測装置側の設定が可能となります。