次の例は風況マストでのパワーカーブ観測と、ナセル搭載ドップラーライダーでのパワーカーブ観測を比較した結果です。ここでは、周囲のタービンからの後流(ウェイク)を排除したセクターでの比較を行なっています。 なおこの例ではローター面を5つの水平スライスで区切ったローター等価風速を基準としています。 従来のマスト観測に替わる観測が可能であることがわかります。ナセル搭載ドップラーライダーは全方位に渡って観測するので、複雑地形上などでは方位セクターに分けての観測が可能です。