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海岸平坦地1年/50mタワー

海岸近くの平坦地。埋立地のためスクリュー・イン アンカーが入らず、ユンボで掘ってアンカーを設置しました。

1年間を挟んだ設置作業と撤去作業の様子です。設置と撤去はフィルムを逆回しするのとまったく同じです。ただし材料が多少劣化しています。

いずれの作業も炎天下。健康のため、がんばりすぎに気をつけることが最重要です。

設置

地上で組み立て

全体配置、アンカーの位置を決めて本体の組み立てにかかります。

銀色に輝くベースプレート

おろしたてのベースプレートが組み上がり、タワー本体とジンポールを取り付けたところです。

すべてが未来のように眩しく光り輝いています。

アンカー in 地下水

海岸近くなので、ユンボで掘ったアンカーの穴には地下水が溜ります。アンカーには角材を番線でくくりつけます。

アンカー埋め戻し

アンカーをセットしたあと、穴は締め固めながら埋め戻しします。

チルトアップ

センサー類を取り付け、チルトアップ本番に入ります。

休憩

夏の炎天下での作業には休憩と水分補給がたまりません。

完成

涼しくなってきた夕暮れで作業完了。

撤去(1年後)

作業前

1年たってまた炎天下。

タワーもこころなしか、ぶったるんで立っているように見えます。

ジンポール用意

ウィンチの電源には自動車のバッテリーを使用。

チルトダウン開始

夏草が生い茂る中、静かにタワーを倒します。

ウィンチの音が夏虫の鳴き声に重なります。

チルトダウン終盤

夏草の背丈に負け始めるところまで下りて来ています。

本体分解

順次ほどよいところまで下りてきたら、タワーの根元付近から始めてケーブルやセンサーをタワーから取り外します。

1年後のベースプレート

金属メッキに1年前に見た輝きはもはやなく、沈んでくすんだ色になっています。人生と重ねて見る人もいるかもしれません。 いたわりながらの作業です。

1年間ご苦労様でした。

1年後のアンカー

アンカーの引き抜き補強のためにくくりつけた角材は、地下水の中に埋められていたにも拘わらず意外と朽ちていません。

こちらも1年間ご苦労様でした。
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